「読書したいけど、どうしても本を読むのが嫌いで続かない」という人は多い。
また、最近だとYouTubeやTikTokといった動画コンテンツが流行っていて、文章(本・新聞など)から情報を得る人が減っている。
しかし、世の中で成功している人の多くが読書家として知られるほど、読書には様々なメリットがあり、本を通して人生が豊かになることは確実です。
そこで本記事では、読書嫌いを克服する方法や、読書嫌いな人でも読みやすい本をいくつか紹介します。
この記事を読んで、読書嫌いな人が本を読むのが好きになるキッカケになれば幸いです。
読書が嫌いな人の特徴4つ

読書が嫌いな人の特徴は、以下のとおりです。
- 活字を読むのが嫌い
- 集中できる環境じゃない
- つまらない本を読んでいる
- 親や教師から強制されてきた
1つずつ見ていきましょう。
①:活字を読むのが嫌い
そもそも活字を読むのが嫌い(苦手)という人も多い。
冒頭でもお話ししましたが、YouTubeなどの動画コンテンツが流行っているため、テキストに抵抗を覚える人は少なくないです。
また「漫画や雑誌なら読めるけど、文字だけの本を読むのはキツい」という人もいて、活字離れが進んでいる印象です。
こういった人には、聴く読書と言われるオーディオブックがおすすめ。(※詳しくは後述します。)
②:集中できる環境じゃない
読書嫌いな人は、集中できる環境で本を読んでいない可能性が高い。
現代は、スマホ1台あれば「音楽を聴く、動画やSNSを見る」など、すぐに楽しめる娯楽で溢れていますよね。
読書には集中力が不可欠であり、誘惑の多い環境で本を読もうとしても、ほとんどの人は途中で娯楽に流れてしまう。
また、読書していても「スマホの通知音が聞こえる、テレビやYouTubeを流している」など、気が散ってしまう状態では集中できません。
なので、読書を続けたいなら「環境」から整える必要がありますよ。

③:つまらない本を読んでいる
つまらない本を読んでいると、読書嫌いに拍車を掛けます。
つまらないと感じるのだから、集中できず内容も頭に入ってこないのは当たり前。ですが、面白いと感じる本なら、サクサク読めるはず。
読書だけに限らず、どんなことでも面白くないと思いながらやっていても長続きしない。まずは、面白いと感じる本を探すことに注力しましょう。
個人的には、小説やビジネス書などの漫画版が読みやすくておすすめ。本を選ぶポイントは、口コミや読書好きな人の意見を参考にするのがベスト。
ビジネス書などをメインで読みたい人には、flierがおすすめ。プロのライターが1冊10分程度で読めるように要点を分かりやすくまとめている。
忙しい20~40代のビジネスパーソンを中心に人気で、3,000冊以上のラインナップの中から好きな要約を自由に読めますよ。

④:親や教師から強制されてきた
子供の頃、親や教師から読書を強制されたせいでトラウマとなり、大人になっても読書が嫌いな人は多い。
読書は、誰かに言われてやるような行動ではなく自発的にやる行動なので、本来はその人の「自主性」を尊重すべきです。
もし、一時的に本を読むようになっても、いつかは反発して読まなくなる。つまり長い目で見たとき、読書の強制は意味がないと言える。
そのため、相手に対して「読書は楽しい」ということを伝えて、自発的に読書するように促すことが大切ですよ。
読書嫌いを克服する方法5つ

読書嫌いを克服する方法は、以下のとおりです。
- 本を耳で聴く
- スキマ時間に読む
- 時間を決めて読む
- 読みたい本を読む
- 集中できる環境を整える
1つずつ紹介していきますね。
①:本を耳で聴く
そもそも活字を読むのが嫌いな人には、オーディオブックがおすすめ。
オーディオブックとは、プロのナレーターや声優が朗読した本をアプリで聴けるサービスです。
そんなオーディオブック最大のメリットは、作業しながらでも読書ができる”ながら聴き”にあります。
筋トレしながら聴いたり、家事をしながら聴けるため、音楽・ラジオ感覚で読書を楽しめますよ。

②:スキマ時間に読む
移動中や休憩中などのスキマ時間に本を読むことで、読書がはかどります。
読書が嫌いな人の中には、本を読みたいけど忙しくて時間がないという人も多く、そんな悩みを解決できるのが電子書籍アプリ。
スマホがあれば、いつでもどこでも読書できるので、ちょっとした気分転換にも最適です。
僕は、Kindle Unlimitedで書籍や雑誌を読み、まんが王国で漫画を読み漁っています。
スマホ1台で読書できる手軽さに慣れると、紙の本に戻れなくなる人も出てくるほど快適ですよ。
③:時間を決めて読む
時間を決めて本を読むことで、読書のハードルがグッと下がります。
たとえば、25分作業(読書)して5分休憩する「ポモドーロ・テクニック」なんかは、かなり集中できるのでおすすめ。
時間を決めるときは、無理のない範囲でOK。もしくは、「10分だけ読む、10ページだけ読む」など、小さく始めて徐々に増やしていくのも良いでしょう。
ぶっちゃけ読書家でも2~3時間続けて本を読むのはしんどいので、ゆっくり慣らしていけば大丈夫ですよ。
④:読みたい本を読む
読みたい本を見つけるコツは、書店へ行き気が済むまで本を見て回ることです。
ジャンルなどは関係なく、すべてのコーナーを見て周り、その中から気になった本を選ぶだけ。
ネットで「口コミ」を見たり、読書好きな人から「おすすめの本」を聞いたりするのもありですが、自分の目で見て確認するのも大切です。
結構「面白そうだな」と思える本に出会えることが多く、僕も書店に行ったときは気になる本が必ず2〜3冊ほど見つかります。
一応、僕のおすすめ本も紹介しておきますね。
⑤:集中できる環境を整える
どんなに本が読みたくても、読書に集中できる環境じゃないと継続できない。
僕が、いつも読書するときの環境(場所)はこんな感じです。
- イヤホンをして周りの音を遮断する
- カフェなどいつもと違う場所で本を読む
- スマホなど(電子機器)を視界にいれない
個人的におすすめなのは、ノイズキャンセリングイヤホンで周りの音を遮断すること。読書に集中でき、本の世界に没入できますよ。
また、お風呂で読書するのも気分転換になっておすすめ。
Kindle PaperWhiteなら、防水仕様なのでお風呂でも安心して使えますよ。

読書嫌いな人におすすめの本5冊

さいごに、読書嫌いな人におすすめの読みやすい本を5冊紹介していきます。
1%の努力
「99%の努力と1%のひらめき」というのは、発明家エジソンの有名な言葉です。
この言葉の真意は、「1%のひらめきがなければ、99%の努力はムダになる」ですが、多くの人が間違って認識しています。
本書では、頑張りどころがわかっていれば、すべてを頑張る必要はないというメッセージが込められています。
たとえば、テスト用紙が配られたら上から順番に解くのではなく、全体を眺めてできそうなところから解く。
このように、1歩引いて頑張りどころを見つけるような「努力しないための努力」(=1%の努力)の仕方がわかる1冊です。
嫌われる勇気
「嫌われることを恐れない」「自分の考えと他者の考えを分離する」など、アルフレッド・アドラーの思想をまとめた1冊です。
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学会の三大巨匠とされ、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言するアドラー心理学は、人間関係に悩む全てのヒトに役立ちます。
「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いに対して、哲学者と青年の対話形式によってわかりやすく解説しています。
自分自身の在り方によって、世界の見え方は変えられるということを教えてくれますよ。
続編もあるので、ぜひ読んでみてください。
夢をかなえるゾウ
冴えないサラリーマン「僕」のもとへ、突然現れたゾウの神様“ガネーシャ”。
ぽってりとした大きな腹に四本の腕、なぜか関西弁で話し、甘いものが大好きな大食漢。そのくせ、ニュートンやエジソン、ビル・ゲイツも自分が育てたという。
そんな彼が、「僕」を成功に導くためのレッスンをつける。しかし、その教えは「靴をみがく、募金する」など地味なものばかり。
お騒がせな神様と「僕」とのやりとりを楽しみながら読め、たくさんの具体的な教えが学べる1冊。
仕事は楽しいかね?
出張の帰りに、大雪のため一昼夜空港のロビーに足止めされた「私」。
そこで出会ったある老人に、つい仕事で鬱積(うっせき)した感情をぶつけてしまう。老人は実は、企業トップがアドバイスをほしがるほどの高名な実業家。
将来への希望もなく日々仕事に追われる主人公が、老人のアドバイスに自己変革のアイデアを見いだしていく物語。
仕事が楽しくないと感じたときに、読んでほしいシンプルながら味わいのある1冊です。
君たちはどう生きるか
コペル君というあだ名の15歳の少年が、学校生活を送るなかで経験したさまざまな出来事を通して、人間関係や社会構造などについて哲学的な考えを深めていく。
彼の父の意志を受け継いだ編集者の叔父さんが、「自分で考える」ことの大切さを気づかせるためコペル君をやさしく見守りながら導いていきます。
多感な時期の少年が、友人や叔父との交流で精神的に成熟していくさまは、どこか懐かしく、自分と重ね合わせて考えずにはいられません。
「どう生きるか」という問いに対して、自分なりの答えを見つけていきましょう。
まとめ:読書嫌いは大人になってからでも克服できる

今回は、読書嫌いを克服する方法を解説しました。
読書嫌いな人でも、読書のハードルを下げつつ、生活サイクルの一部に組み込むことで習慣化できますよ。
また、たくさんの本を読むことで面白いと思える本に出会える可能性が高まり、より読書沼にハマるでしょう。
どうしても活字を読むのが嫌い(苦手)な人は、Audibleやaudiobook.jpといった聴く読書(オーディオブック)を試してみてくださいね。
読書で得た知識を実践すれば、仕事・プライベートが今より充実しますよ。




