結論、苦手な読書を克服するのは、誰でも何歳からでもできます。
本を読もうとするから読書ができないのであって、生活の中に溶け込ませることで読書が当たり前になる。
読書は、教養が身についたり、ストレスを発散できたりするなど様々なメリットがあり、コスパ最強のツールだと言えます。
そこで本記事では、苦手な読書を克服する方法や、読書が苦手な人でも読みやすい本を紹介します。
この記事を読んで、苦手な読書を克服して本を読むのが好きになるキッカケとなれば幸いです。

読書が苦手な人の特徴5つ

読書が苦手な人の特徴は、以下のとおりです。
- 本を読む目的がない
- 集中できる環境じゃない
- 活字を読むのに慣れていない
- 知識、語彙力が不足している
- 子供の頃に読書を強制された
1つずつ見ていきます。
①:本を読む目的がない
読書が苦手な人ほど、目的もなく、なんとなくで本を読んでいる。
目的のない読書は、つまらなく続くわけがない。また「誰かに勧められたから」といった、自発的じゃない動機でも続かない。
これは読書に限らず言えることですが、何をするにも自発的、主体的な動機がないと長続きしませんよね。
なので、「筋肉を付けたいから筋トレの本を読む」など、目的があれば苦手とか関係なく読書できるはず。
②:集中できる環境じゃない
読書が苦手な人は、集中できない環境で本を読んでいる可能性があります。
例えば、「スマホの通知音が聞こえる、テレビやYouTubeを流している」など、気が散ってしまう状態では読書に集中できません。
すると、本の内容が全く頭に入ってこないので、時間の無駄になってしまいます。
読書に集中したいなら、集中できる読書環境を整えるべきですよ。

③:活字を読むのに慣れていない
活字を読むのが苦手という人もいますが、それは単純に慣れていないだけ。
実際、漫画や雑誌なら読めるという人は沢山いるので、本(活字のみ)が読めないのは、ただ単に練習不足なだけとも言えます。
今まで全く勉強をしていない人がテストで満点を取るのは難しいし、普段運動しない人がフルマラソンを走り切るのは難しいので、出来るようになるまで練習を繰り返す必要がある。
つまり、読書に置き換えると、まず簡単で読みやすい本を1冊読み切ることが重要。その積み重ねが、活字に対する苦手意識を和らげてくれますよ。
④:知識、語彙力が不足している
書籍や新聞などを読む人が減り、急速に活字離れが進んでいる現代ですが、
SNSやLINEなど、ショートメッセージでのやり取りが一般化していて、文字自体を読む量は増えています。
ただし、そういったネットの情報や短い文章での会話は、知識を広げないし語彙力を上がることもありません。
理由はいろいろ考えられますが、例えば下記のとおり。
- 短文なので論理的な文章が少ない
- 新たな知識や情報が入ってこない
- 物事をゆっくり考える時間がなく知識が身につかない
ようは、すでに出来上がっている自分の価値観や常識をぶっ壊してくれるような新しい情報、知識に触れる機会が少ないということ。
ある程度の知識や語彙力を身につけないと、読書はできないし楽しめないですよ。
⑤:子供の頃に読書を強制された
子供の頃、親に読書を強制されたのが原因でトラウマとなり、読書嫌いになっている人は多い。
読書は、本来強制すべきものではなく、子供の「自主性」や「好奇心」を尊重して自由にさせるべきものであり、親は黙って見守るしかない。
子供に読書をさせたいなら、親自身が読書を楽しんでいる姿を普段から見せる必要があります。
そうすれば、子供も自然と本を読むようになる。
読書が苦手を克服する方法5つ

続いて、「読書が苦手」を克服するためのオススメの読書法を紹介します。
①:耳で本を聴く
そもそも活字を読むのが苦手な人には、オーディオブックがおすすめ。
オーディオブックとは、プロのナレーターや声優が朗読した本をアプリで聴けるサービスです。
音楽やラジオを聴く感覚で本を聴ける(読める)ため、読書のハードルがグッと下がり苦手な人でも試しやすい。
また、何度も聴くことで記憶に定着しやすくなるので語学学習にも向いていますよ。
「筋トレしながら、家事をしながら」など、ちょっとしたスキマ時間に聴いてみてください。
オーディオブックを聴くなら「Audible」がおすすめ!
オーディオブックを聴くなら、Amazonが提供するAudibleというサービスがおすすめです。
月額1,500円で、12万冊以上が聴き放題なのはAudibleだけ。30日間の無料体験から、ぜひ聴く読書を体験してみてください。
活字を読むのが苦手な人でも、気軽に読書を始められますよ。
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②:寝る前に本を読む
Audibleなどのオーディオブックは、何かしながらでも聴けるのがメリットですが、ゆっくり本を読むことも大切です。
そこで、「寝る前に本を読むこと」をおすすめします。なぜなら、
- 読書にはリラックス効果があり睡眠の質が上がる
- 寝る前にインプットすることで知識が定着しやすい
といったメリットがあるから。ちなみに僕は、寝る前に「Kindle PaperWhite」というタブレットを使って本(電子書籍)を読んでいます。
紙の本でもいいのですが、電気を消して横になった状態でも読みやすいので重宝しています。また、ブルーライトがほぼ出ていないので睡眠の質が下がることもない。
読書が苦手な人は、寝る前の30分~1時間ほど本を読んでみてください。睡眠の質が上がり、翌日の仕事や勉強のパフォーマンスも向上しますよ。

③:時間を決めて読む
時間を決めて本を読むことで、読書のハードルがグッと下がります。
例えば、25分作業(読書)して5分休憩する「ポモドーロ・テクニック」なんかは、かなり集中できるのでおすすめ。
時間を決めるときは、無理のない範囲でOK。まずは「10分だけ読む、10ページだけ読む」など、ゆる~く始めて徐々に増やしていきましょう。
ぶっちゃけ読書家でも2~3時間続けて本を読むのはしんどいので、ゆっくり慣らしていけば大丈夫ですよ。
④:おもしろい本を読む
読書が苦手な人ほど、おもしろいと思える本に出会えていない可能性が高い。
おもしろいと思える本に出会うのは難しいですが、ベストセラーや口コミが好評な本は、おもしろい確率が高いです。
他にも、ビジネス書をメインで読みたい人には、忙しい20~30代のビジネスパーソンを中心に人気で、3,000冊以上のラインナップの中から好きな要約を自由に読めます。
あらかじめ要約を読むことで、その本が「おもしろいのか」を判断でき、本を無駄に買う必要がなくなりますよ。
僕は、flierで要約を読んでから、おもしろいと思った本だけを購入するようにしています。

⑤:アウトプット前提で読書する
アウトプットを前提に読書することで、知識が定着するし続けやすくなる。
具体的なアウトプット方法としては、
- 家族や友達に話す
- TwitterなどのSNSで発信する
- 仕事やプライベートで実践する
など、誰かに向けて発信したり、自分で実践したりすることで本の内容を吸収しやすくなります。
というのも、「誰かに向けて発信する=わかりやすく要点をまとめる」必要があり、自然と理解しながら本を読み進めるから。
お金を稼ぎつつ発信したいなら「ブログ」がおすすめ
家族や友達、SNSのフォロワーに発信していても自己満で終わってしまうため、「ブログ」で発信しつつお金も稼ぐのがオススメです。
30分もあればブログを作ることができるし、アクセスが集まるようになると月3~5万円くらいなら副業でも達成可能な金額ですよ。

読書が苦手な人におすすめの本5選

さいごに、読書が苦手な人向けにおすすめの読みやすい本を5冊紹介します。
砂漠
入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決。
共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。
二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。
嫌われる勇気
「嫌われることを恐れない」「自分の考えと他者の考えを分離する」など、アルフレッド・アドラーの思想をまとめた1冊です。
世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学会の三大巨匠とされ、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言するアドラー心理学は、人間関係に悩む全てのヒトに役立ちます。
「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いに対して、哲学者と青年の対話形式によってわかりやすく解説しています。
自分自身の在り方によって、世界の見え方は変えられるということを教えてくれますよ。
風が強く吹いている
箱根駅伝を走りたい、そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。
「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。
自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく、、、風を感じて、走れ!「速く」ではなく「強く」。
君たちはどう生きるか
コペル君というあだ名の15歳の少年が、学校生活を送るなかで経験したさまざまな出来事を通して、人間関係や社会構造などについて哲学的な考えを深めていく。
そして、彼の父の意志を受け継いだ編集者の叔父さんが、「自分で考える」ことの大切さを気づかせるため、コペル君をやさしく見守りながら導いていく物語です。
多感な時期の少年が、友人や叔父との交流で精神的に成熟していくさまは、どこか懐かしく、自分と重ね合わせて考えずにはいられません。
「どう生きるか」という問いに対して、自分なりの答えを見つけていきましょう。
チーズはどこへ消えた?
チーズとは、わたしたちが人生で求めているもの(仕事・家族・財産・健康・恋愛など)を表しています。
社会や世界情勢はどんどん変化していて、わたしたちはそれらに対応して変化し続けていく必要があります。
ですが、ヒトは変化を嫌う生き物で新しい一歩を踏み出すのが難しい。そんな、わたしたちの背中を押してくれる1冊。
生きていく上で変化はつきもの。「恐れず新しい一歩を踏み出したい」そんな人におすすめですよ。
まとめ:読書が苦手を克服して本を読もう!

今回は、読書が苦手な人におすすめの読書法をまとめました。
本を読むことで人生が大きく変わるキッカケになりうるし、読書には様々なメリットがあります。
まずは、読みやすくて興味のある本や、ビジネス書などの漫画版から読み始めるのがおすすめ。
読書が苦手な人でも、本を読む習慣を身につけることは何歳からでもできますよ。


