結論から言うと、読書を無駄な時間にするか、有益な時間にするかは「あなた次第」です。
年収が高く、一般的に成功者と呼ばれる人たちの多くは読書家であることが多い。つまり、読書する人ほど成功する確率も高まる。
ただし、読書したから賢くなる、成功するといった勘違いをしている人は要注意です。こんな人は、時間だけでなくお金も無駄にするでしょう。
読書は勉強の基礎なので、効果的な読書法を身につければ成功する確率がグッと上がりますよ。
読書は無駄と言われる理由4つ

読書は無駄と言われる理由は、以下のとおりです。
- 内容が頭に残らないから
- 読むのに時間がかかるから
- 若者の活字離れが進んでいるから
- 本当に必要な情報は意外と少ないから
1つずつ見ていきましょう。
①:内容が頭に残らないから
わたしたちは本を読んでも、ほとんどの内容を次の日には忘れてしまう。
なぜなら、人間は24時間経過すると覚えたことの66%を忘れてしまうから。
これを「エビングハウスの忘却曲線」といい、時間の経過とともに人の記憶がどのように変化していくのかを示したものです。

僕の体感だと、次の日には8割ほど忘れている気がする。つまり、娯楽として小説を読む分には問題ないが、ビジネス書などは繰り返し読む必要があります。
これはテストで良い点をとるために何回も復習するのと同じで、本の内容を記憶に定着させたいのなら何回も読み込むしかありません。
②:読むのに時間がかかるから
普段から本を読まない人は、読書に慣れていないので時間がかかってしまうのは当たり前です。
全く運動しない人がいきなり10km走れないように、読書にも練習が必要で徐々に慣らしていく必要がある。
つまり、読書に時間がかかる人は単純に練習不足なので、本を読めば解決しますよ。
最初は簡単で読みやすい本から読もう
読書しない人ほど難しい本を選びがちですが、まずは読みやすくて簡単な本から読むべきです。
なぜなら、いきなり難しいビジネス書などを読んでも内容が理解できず、読書嫌いになる可能性が高いから。
そもそも読書習慣がないと20歳だろうと30歳だろうと、本1冊を読み切ることは難しいでしょう。
なので、最初は中学・高校レベルの本から読み始めれば、2~3ヶ月で読書レベルが向上しますよ。
③:若者の活字離れが進んでいるから
SNS(TikTok・Twitter・YouTube)などの普及により、若者の活字離れが進んでいます。
また、スマホを持つ年齢も下がっていて、日常的にLINEのようなショートメッセージのやり取りに慣れている。
そのため、長文を読むだけの忍耐力がなかったり、そもそも本を読むという選択肢がない人も多い。こういう人にとって「本を読む=時間の無駄」となるでしょう。
短く要点だけをまとめた情報サイトが流行っていますが、そこで得た情報や知識はほどんど身につかず右から左に流れていくだけです。
知識は、インプットした情報を自分なりに考えて噛み砕き、何度もアウトプットすることで初めて身につくものですよ。
④:本当に必要な情報は意外と少ないから
普段から読書している人なら分かると思うのですが、本1冊のなかで本当に必要な情報って意外と少なかったりします。
例えば、投資に関する本を10冊読んだ場合、基本的な内容(7~8割)は被っていて後は独自の内容が載っていることが多い。
つまり、「内容が被っている=重要な知識や考え方」であることが多く、それを見極めるためには最低でも同じジャンルの本を10冊ほど読むのがベストです。
これを時間の無駄と思うかもしれませんが、たくさん読むことでしか話の本質が見えてこないので重要なんですよね。
読書を時間の無駄にしない方法3つ

読書を時間の無駄にしない方法は、以下のとおりです。
- 本を聴く
- 拾い読みをする
- アウトプットする
1つずつ解説していきます。
①:本を聴く
本は読むだけでなく、聴くこともできる。
オーディオブックと呼ばれる本を朗読してくれるサービスがあり、音楽やラジオを聴く感覚で読書を楽しめます。
そんなオーディオブック最大のメリットは、なんと言っても作業しながらでも聴ける”ながら聴き”にあります。
例えば「筋トレしながら、家事しながら」など、他の作業をしながらでも聴けるので忙しい人におすすめ。
また、本を読むのが苦手な人でも気軽に読書できるのが魅力ですよ。

②:拾い読みをする
本は、最初から最後まで丁寧に読む必要はない。
年間300冊とか読んでいるような読書家は、拾い読みを駆使して効率よく読書しています。
拾い読みとは、自分にとって必要な場所だけを読むこと。あらかじめ読書する目的を決めてから、目次を見て読むべき章や段落をピックアップします。
すると、読むべき場所が決まるので、1冊あたり30分〜1時間ほどで読み切れるでしょう。
最初は難しいかもですが、慣れてきたらサクサク読めるようになりますよ。
Kindle Unlimitedは拾い読みの練習に最適!
なぜ最適なのかと言うと、月額980円で200万冊以上が読み放題だからです。
本1冊あたりどんなに安くても500~1,000円ほどしますよね。でも、Kindle Unlimitedなら本1冊分の値段でいくらでも練習ができちゃいます。
例えば、少しでも気になった本を片っ端から読む、つまらないと感じたら読むのをやめるなど、読み放題だからこそできることです。
そして、Kindle Unlimitedでは30日間の無料体験をやっているので、読書習慣を身につけたい人にも使いやすいサービスとなっていますよ。

③:アウトプットする
最後に1番大事なのが、読んだ内容をアウトプットすることです。
とういのも、インプットした情報を自分の言葉に変えてアウトプットすることで、使える知識として身につくから。
例えば、コミュニケーションの本を読んで学校や職場で実践してみて、いつもより会話が弾めば意味のある読書となります。
もし、上手くいかなくても失敗体験として蓄積されていき、似たようなシチュエーションに遭遇したとき違う選択肢を選べますよね。
とにかく本を読んだら、とりあえずアウトプットする気持ちが大事ですよ。
アウトプットする方法としては、以下のような方法があります。
- 家族や友人などに話す
- SNSやブログで発信する
- 仕事やプライベートで実践する
本で得た知識を要約して、家族や友人に話すのは効果的です。わかりやすく要約する力は、仕事でも役立つでしょう。
個人的におすすめなのは、SNSやブログで発信すること。多くの人に自分の思いや考えを発信でき、なおかつマネタイズもできるので一石二鳥です。

まとめ:読書は時間の無駄なんかじゃない

今回は、時間を無駄にしない効果的な読書法を紹介しました。
結局、読書を無駄なものにするかは自分次第で、これは読書以外のことにも当てはまりますよね。
厳しい意見かもしれませんが、本を読んで満足していては成長できません。アウトプットすることも忘れずに。
僕は良書との出会いで人生が大きく変わりました。それだけ読書にはインパクトがあると思っています。
悩みが多い、行動できない人は、読書で救われる部分が大きいと思いますよ。


