読書って時間の無駄なのかな?読むのに時間がかかる割に、知識が身についている気がしない。
こんな疑問に答えます。
結論から言うと、読書を無駄なものにするのか、効果的なものにするのかは自分次第です。
大学生や社会人の大半は、1ヶ月に1冊も本を読みません。そのため、読書するだけで上位50%に入れます。
また、成功している人やお金持ちには読書家として知られている人が沢山います。読書はコスパ最強の自己投資と言えます。
そこで本記事では、時間を無駄にしない効果的な読書法について解説していきます。
この記事を読めば、時間を無駄にぜす読書効果を得ることができますよ。
「読書は時間の無駄」と言われる理由4つ

読書は時間の無駄と言われる理由は、以下のとおりです。
- 時間がかかる
- 活字離れが進んでいる
- 内容をすぐ忘れてしまう
- 本1冊に対して有益な情報は意外と少ない
ひとつずつ見ていきます。
理由①:時間がかかる
普段から本を読まない人は、読書に慣れていないため時間がかかってしまうのは当然ですよね。
たとえば、全く運動しない人がいきなり10km走れないように、読書にも慣れや練習が必要になってきます。
つまり読書に時間がかかってしまう人は、単純に本を読む量が少ないだけなので、とにかく読書しましょう。
本1冊には、筆者の価値観や人生経験が凝縮されているので、本当にコスパの高いツールですよ。
最初は簡単で読みやすい本から読むべき
読書初心者ほど難しい本を選びがちですが、最初は読みやすくて簡単な本から読むべきです。
というのも、難しいビジネス書などを読んでも内容が理解できず、そのまま読書嫌いになってしまう可能性が高いからです。
そもそも読書習慣がないと20歳だろうと30歳だろうと、はたまた60歳だろうと本をしっかり読み切るのは難しいです。
まずは中学・高校レベルの本から読んでいけば、すぐに読書レベルは向上しますよ。
理由②:活字離れが進んでいる
SNS(TikTokやYouTubeなど)の発達により、今の小・中・高生は活字離れが進んでいます。
また、スマホを持つ年齢もどんどん若くなっていて、日常的にLINEのようなショートメッセージに慣れています。
そのため、長文から情報を読み取れるだけの力が身につかず、「本は分厚いだけで無駄なもの」という認識を持ってしまいます。
短く要点をまとめた動画や情報サイトが流行っていますが、そこで得た情報は右から左に流れていくだけで全く為になりません。
知識は、インプットしたモノを自分なりに解釈して、自分の言葉に変換してアウトプットすることで初めて身につきます。
理由③:すぐに忘れてしまうから
本を読んだとしても覚えている内容はほんの少しで、次の日にはほとんど忘れています。
というのも、人は24時間経過すると覚えたことの66%を忘れてしまうからです。
これをエビングハウスの忘却曲線といい、下記の図は時間の経過とともに人の記憶がどのように変化していくかを示したものです。

つまり、頑張って本を1回読んだ程度では、1日経ったらほとんど忘れてしまっています。
趣味で小説を読む分には問題ありませんが、ビジネス書などを読む場合は何回もインプットする必要があります。
これはテストで良い点をとるために何回も復習するのと同じで、内容を覚えたいなら頭に刷り込むほど読むしかありませんよ。
理由④:本1冊に対して有益な情報は意外と少ない
たくさん本を読んできた人ならわかると思うのですが、本1冊に対して有益な情報って意外と少なかったりします。
たとえば、コミュニケーションに関する書籍を10冊ほど一気に読んだ場合、重複している内容が多く途中から内容を推測できるようになります。
何を言いたいのかというと、同じジャンルの本は書かれている内容が被っているため、著者オリジナルの文章は全体の10%〜30%ほどしかないことが多いです。
つまり「内容が重複している=そのテーマの核心」なので、それを見極めるために1冊だけでなく5冊以上は同じジャンルの本を読んだほうがいいです。
時間の無駄と思うかもしれませんが、たくさん読むことでしか話の本筋は見えてきませんよ。
時間を無駄にしない効果的な読書法3つ

時間を無駄にしない効果的な読書法は、以下のとおりです。
- 聴く読書をする
- 拾い読みをする
- アウトプットする
ひとつずつ見ていきます。
その①:聴く読書をする
読書は目からだけでなく、耳からもできます。それが、聴く読書と呼ばれるオーディオブックです。
オーディオブックとは、プロのナレーターや声優が朗読した本をアプリで聴けるサービスです。
そんなオーディオブック最大のメリットは、作業しながらでも読書ができる”ながら聴き”にあります。
たとえば、「筋トレしながら、家事をしながら」といった作業を同時並行で進められます。
これなら忙しい人でも、移動中や休憩中などのスキマ時間にインプットできますよね。
オーディオブックなら再生速度を調整できるので、効率よく繰り返し聞くこともできます。

その②:拾い読みをする
本は、最初から最後まで丁寧に読み込む必要はありません。
年間300冊とか読んでいるような読書家は、拾い読みをして効率よく読書しています。
拾い読みとは、自分にとって必要な場所だけを読むこと。あらかじめ読書する目的を決めてから、目次を見て読むべき章や段落をピックアップします。
すると、読むべき場所が決まるので、1冊あたり30分〜1時間ほどで読み切れるかと思います。忙し人ほど、拾い読みがおすすめです。
拾い読みをしていて、全部読みたくなったら読むのもアリだし、それ以上読む必要がなかったら次の本にいきましょう。
本の要約アプリでサクッと内容を把握する
本を読みたいけど、忙しすぎてどうしても読書する時間がない人には、本の要約アプリがおすすめです。
本の要約アプリ(flier)では、2700冊以上のラインナップの中から、自由に要約を読むことができます。
プロのライターが書いた質の高い要約が、1冊10分ほどで読めるボリュームにまとまっています。
flierなら忙しい人でもサクッと読めて、重要なポイントを抑えられるので便利ですよ。

その③:アウトプットする
さいごに1番大事なのが、読んだ内容をアウトプットすることです。
とういのも、インプットした情報を自分の言葉に変えてアウトプットすることで、初めて知識として身につくからです。
たとえば、コミュニケーションの本を読み、学校や職場で1つ実践してみていつもより会話が弾めば意味のある読書となります。
仮に、上手くいかなくても失敗体験として蓄積され、似たようなシチュエーションに遭遇したとき違う選択肢を選べますよね。
とにかく、本1冊読んだら100アウトプットする気持ちが大事ですよ。
アウトプットする方法としては、以下のような方法があります。
- 家族や友人などに話す
- SNSやブログで発信する
- 仕事やプライベートで実践する
本で学んだ内容を要約して、家族や友人に話すのはかなり効果的です。わかりやすく要約する力は、会社でも役に立ちます。
個人的におすすめなのが、SNSやブログで発信すること。多くの人に自分の価値観を伝えられて、マネタイズもできるので一石二鳥です。
まとめ:読書時間を無駄にするのかは、自分次第です!

今回は、読書時間を無駄にしない効果的な読書法について紹介しました。
結局、読書した後にアウトプットするかが重要。厳しい意見に聞こえるかもしれませんが、読んで満足する人は成長できません。
と言ったものの、僕は読書で救われた経験があるので、1人でも多くの人に本を読んで欲しいだけです。
良書との出会いは、人生に大きな影響を与えるほどのインパクトがあるので、ぜひ読書してみてください。
