結論から言うと、読書を無駄な時間にするか、有益な時間にするかは「あなた次第」です。
「年収が高い、成功している」こういった人達は、読書家であることが多く、読書が人生にプラスの影響を与えていることが分かります。
ただし、読書したから賢くなる、成功するといった勘違いをしている人は要注意です。そんな人は、時間だけでなくお金も無駄にしています。
読書は勉強の基礎なので、効果的な読書法を身につければ成功する確率がグッと上がりますよ。
読書が無駄と言われる4つの理由

読書が無駄と言われる理由は、以下のとおりです。
- 時間がかかる
- 内容が頭に入らない
- 活字離れが進んでいる
- 本当に必要な情報は意外と少ない
ひとつずつ解説していきますね。
①:時間がかかる
普段から本を読まない人は、読書に慣れていないので時間がかかってしまいます。
全く運動しない人がいきなり10km走れないように、読書にも練習が必要で徐々に慣らしていく必要があります。
つまり読書に時間がかかってしまう人は、単純に本を読む量が少ないだけなので、とにかく読書すれば解決します。
本1冊には、著者の一生分の人生経験や価値観が凝縮されているので、本当にコスパの高いツールですよ。
最初は簡単で読みやすい本から読むべき
読書初心者ほど難しい本を選びがちですが、最初は読みやすくて簡単な本から読むべきです。
なぜなら、難しいビジネス書などを読んでも内容が理解できず、そのまま読書嫌いになってしまう可能性が高いからです。
そもそも読書習慣がないと20歳だろうと30歳だろうと、本1冊を読み切ることは難しいです。
なので、まずは中学・高校レベルの本から読んでいけば、すぐに読書レベルは向上しますよ。
②:内容が頭に入らない
本を読んでも覚えていられる内容は少なく、次の日にはほとんど忘れています。
というのも、人は24時間経過すると覚えたことの66%を忘れてしまうからです。
これをエビングハウスの忘却曲線といい、時間の経過とともに人の記憶がどのように変化していくかを示したものです。

つまり、頑張って本を1回読んだ程度では、1日経ったらほとんど忘れてしまっているということです
そのため趣味で小説を読む分には問題ありませんが、ビジネス書などを読む場合は何回もインプットする必要があります。
これはテストで良い点をとるために何回も復習するのと同じで、内容を覚えたいなら繰り返し読み込むしかありませんよ。
③:活字離れが進んでいる
SNS(TikTokやYouTube)などの普及により、若者の活字離れが進んでいます。
YouTubeやTikTokでは切り抜き動画が流行っていて、長尺動画が若者に受けないのがリアルです。
また、スマホを持つ年齢もどんどん下がっていて、日常的にLINEのようなショートメッセージのやり取りに慣れています。
そのため長文を読むだけの忍耐力や、そもそも本を読むと言う行為自体が化石のようになってきています。
すると、「本は分厚いだけで無駄なもの」と考えがちで、読書は慣れが加速するといった具合です。
短く要点をまとめて動画や情報サイトが流行っていますが、そこで得た情報は右から左に流れていくだけで全くタメになりません。
知識は、インプットしたモノを自分なりに解釈して、自分の言葉に変換してアウトプットすることで初めて身につきますよ。
④:本当に必要な情報は意外と少ない
読書する人なら分かると思うのですが、本1冊の中で本当に必要な情報って意外と少なかったりします。
たとえば、投資に関する本を10冊ほど読んだ場合、基本的な部分は被っていて著者独自の体験なんかがオリジナルですよね。
そういった部分って全体の10~20%程度しかないため、同じジャンルの本をある程度読んでいると、話の続きが推測できたりします。
つまり、「内容が被っている=重要な知識や考え方」であることが多く、それを見極めるためには最低でも10冊ほど同ジャンルの本を読み込んだ方がいいですよ。
これを時間の無駄と思うかもしれませんが、たくさん読むことでしか話の本筋が見えてこないので大切ですよ。
時間を無駄にしない効果的な読書法3つ

時間を無駄にしない効果的な読書法は、以下のとおりです。
- 本を聴く
- 拾い読みをする
- アウトプットする
ひとつずつ見ていきます。
①:本を聴く
読書は読むだけでなく、聴くこともできます。それが、聴く読書と呼ばれるオーディオブックです。
オーディオブックとは、プロのナレーターや声優が朗読した本をアプリで聴けるサービスです。
そんなオーディオブック最大のメリットは、作業しながらでも読書ができる”ながら聴き”にあります。
「筋トレしながら、家事をしながら」など、いつでもどこでもラジオ感覚で読書を楽しむことができます。
また、忙しい人でも、ちょっとした移動中のスキマ時間に本をサクッと聴けるのでおすすめですよ。

②:拾い読みをする
本は、最初から最後まで丁寧に読む必要はありません。
年間300冊とか読んでいるような読書家は、拾い読みを使って効率よく読書しています。
拾い読みとは、自分にとって必要な場所だけを読むこと。あらかじめ読書する目的を決めてから、目次を見て読むべき章や段落をピックアップします。
すると、読むべき場所が決まるので、1冊あたり30分〜1時間ほどで読み切れます。
最初は難しいですが、慣れてきたらサクサク読めるようになりますよ。
Kindle Unlimitedなら拾い読みの練習に最適です
拾い読みの練習になぜ最適なのかと言うと、月額980円で200万冊以上が読み放題できるからです。
本1冊ってどんなに安くても1,000円ほどしますよね。本1冊分の値段でいくらでも読めるので気兼ねなく練習できます。
たとえば、少しでも気になった本を片っ端から読む、つまらないと感じたら読むのをやめるなど、読み放題だからこそできることです。

③:アウトプットする
最後に1番大事なのが、読んだ内容をアウトプットすることです。
とういのも、インプットした情報を自分の言葉に変えてアウトプットすることで、自分の知識として身につくからです。
例えば、コミュニケーションの本を読み学校や職場で1つ実践して、いつもより会話が弾めば意味のある読書となります。
もし、上手くいかなくても失敗体験として蓄積されていき、似たようなシチュエーションに遭遇したとき違う選択肢を選べますよね。
とにかく、本を読んだら、とりあえずアウトプットする気持ちが大事ですよ。
アウトプットする方法としては、以下のような方法があります。
- 家族や友人などに話す
- SNSやブログで発信する
- 仕事やプライベートで実践する
本で学んだ内容を要約して、家族や友人に話すのはかなり効果的です。わかりやすく要約する力は、会社でも役に立ちますよ。
個人的におすすめなのが、SNSやブログで発信すること。多くの人に自分の価値観を伝えられて、マネタイズもできるので一石二鳥です。

まとめ:読書を無駄にするかは完全にあなた次第です!

今回は、時間を無駄にしない効果的な読書法を紹介しました。
結局、読書を無駄なものにするかは自分次第で、これは読書以外のことにも当てはまりますよね。
厳しい意見かもしれませんが、本を読んで満足していては成長できません。アウトプットすることも忘れずに。
僕は良書との出会いで人生が大きく変わりました。それだけ本には大きなインパクトがあると思っています。
悩みが多い人や行動できない人などは、読書で救われる部分が大きいと思いますよ。

