本記事では、「読書の何が楽しいの?」という人向けに、初心者でも読書を楽しめる方法を紹介します。
僕は読書が趣味で、小学生の頃から本を読むのが当たり前でした。今でも年間100冊ほど読んでいる。
ところが、僕のように普段から読書している人は少なく、読書の楽しさに気付いていない人が多い。
この記事をキッカケに、まずは1冊でもいいので本を読み始めて欲しいなと思います。
読書の何が楽しいの?
結論から言うと、今まで想像もできなかった発想や世界観に触れたとき、価値観が180度変わり視野が広がる瞬間は最高に楽しいです。
どうしても自分1人だと凝り固まった考え方に縛られがちですが、そういった固定概念を良い意味でぶっ壊してくれるのが読書なんですよね。
これは、ビジネス書や自己啓発本などを読むことで得られる楽しさですが、一方で、小説のようなエンタメ的な楽しさもあるので読書がやめられません。
小説は、同じ作品でも読み手の受け取り方(感性・想像力)次第で世界観が大きく変わるので、映像作品のように受動的なものではなく能動的なものです。
だからこそ僕は映画よりも本のほうが好きで、原作を読んだ後だと映画を楽しめません。それは、自分の中のイメージと映像があまりにもかけ離れているから。
読書好きな人には、きっと共感してもらえるはず。能動的だからこそ、1度読めば本の内容を何年経っても大体覚えているものです。
これ以上は長くなるので割愛しますが、読書の楽しさは独特で病みつきになりますよ。
読書が楽しい理由6つ
読書が楽しい理由は、以下のとおりです。
- 視野が広がる
- 充実感を得られる
- 価値観が変化する
- 本の世界に没頭できる
- 人の気持ちが分かるようになる
- 人生が変わるキッカケになりうる
1つずつ紹介していきますね。
①:視野が広がる
新しいことや想像できないことを知ることで視野が広がり、ワクワクが止まらず読書が楽しいと感じます。
著者の珍しい体験や独特の価値観などを知ったとき、「新鮮!自分では思いつかない!」といった喜びを感じつつ、考えがアップデートされていくような感覚になる。
ふつうに生活していると他者の体験や価値観を共有できる機会は多くないですが、本なら手軽に知れるため最高のツールだと思います。
自分の価値観を変えたり、固定概念を壊したりしてくれる良書と出会ったとき、自分の見ていた世界が狭かったことに気付けますよ。
また、視野が広がることで成長も実感できるので、賢くなった気分になれます。
②:充実感を得られる
本を読み終えた後は、独特の充実感が残ります。
それは、1冊読み終えたという充実感と、新しい知識をインプットできたという充実感があります。
これは、スポーツで試合に勝ったときのような、テストで満点が取れたときのような充実感にも似ている。
読書は能動的な作業で、頭をフル回転させながら常に考えて読み進めるので、疲れるのですが充実感や達成感も同時に味わうことができます。
こういった感覚を手軽に体験できるのが読書で、1度体験すれば読書が楽しいと感じるはずですよ。
③:価値観が変化する
「知識が増えて物事の見え方が変わり、自分の価値観が変化していく」、その過程が楽しいです。
読書したことで、昨日まで当たり前だったことが、180度違って見えることもザラにある。
このような成長している感覚、自分の世界が広がっていく感覚って、多くの人が高校生・大学生くらいで止まると思います。
子供の頃は、「漢字を書けるようになる、暗算ができるようになる」などの何気ないことで成長を実感できましたが、大人になるにつれて忘れていく感覚なはず。
ですが、大人になってからでもこの忘れていた感覚を体感できるのは嬉しいし、誰でも楽しと感じるでしょう。
こういった成長感覚を手軽に味わえるのは読書だけかと思います。
④:本の世界に没頭できる
本の世界に没頭しているとき、現実を忘れて「自由」を感じることができます。
本の世界に入り込んで、あれこれと想像を膨らませている瞬間が最高に楽しく、リアルな悩みがちっぽけに感じる。
ちなみに、読書することでストレスが68%軽減されることが科学的にも実証されていて、きわめて高いリラックス効果があると言えます。
集中することでリラックス状態に入れる。読書は能動的だからこそ集中しやすいかと思います。
そのためにも興味のある本や、好きなジャンルの本を読むことが重要ですよ。
⑤:人の気持ちが分かるようになる
小説(フィクション)を読むと共感力が育ち、相手の気持ちを推測できる人になれます。
これは科学的に証明されていて、「人の気持ちが分かる=コミュニケーション能力が上がる」とも言えますよね。
コミュニケーション能力は、仕事やプライベートなど生きていく上で必須で、人の気持ちがわかる人は重宝されます。
映画やYouTubeも娯楽として楽しいですが、読書は人生を豊かにしてくるので、読書を習慣化すべきだと思います。
⑥:人生が変わるキッカケになりうる
成功している人の多くが、読書家として知られています。
例えば、ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスクなど、日本だと孫正義さん、堀江貴文さんなど。
読書することで知識が増えて選択肢の幅が広がるので、仕事や人生の重大な局面でベストな選択ができるようになり成功する確率が上がる。
たくさん本を読む人ほど自分なりの考えを持っているし、成功する人ほどちゃんとアウトプットしている人が多いのも事実です。
起業したいなら本を読めばいいし、投資を始めたいなら本を読めばいい、目的を持って読書すると人生が変わるキッカケになりうる。
また、知識が増え選択肢が増えると、自分らしい生き方を模索するときの助けにもなりますよ。
読書を楽しむ方法5つ
読書を楽しむ方法は、以下のとおりです。
- 本を聴く
- 要約を読む
- アウトプットする
- 集中できる場所で読む
- 面白くなかったら読まない
1つずつ見ていきましょう。
①:本を聴く
本を読むのが苦手なら、本を聴くこともできます。
オーディオブックと呼ばれる本を朗読してくれるサービスがあり、音楽やラジオを聴く感覚で読書を楽しめる。
プロのナレーターや声優が朗読してくれるので、聴き取りやすく心地よい音声で本の世界観に入り込めます。
そんなオーディオブック最大のメリットは、なんと言っても作業しながらでも聴ける”ながら聴き”にあります。
例えば「筋トレしながら、家事しながら」など、他の作業をしながらでも聴けるので忙しい人にもおすすめですよ。
②:要約を読む
面白くない本を買って損したくないという人は、要約から読むことをおすすめします。
例えば、flier(フライヤー)というビジネス書などの要約を1冊10分ほどで読めるアプリがある。
3,100冊以上ものラインナップがあり、どれもプロのライターが書いたクオリティーの高い要約で、サクッと本の概要を把握できます。
せっかく本を購入しても内容がイマイチだったら、テンションが下がり最後まで楽しく読ませんよね。
flierは、お金も時間も無駄にしたくない人や、面白い本だけを効率よく読みたい人におすすめです。
③:アウトプットする
本を読んだら、どんどんアウトプットしましょう。本の内容をアウトプットすることで、血肉となるから。
例えば、月100冊読んでアウトプットしないのと、月5冊読んでアウトプットするのでは、後者のほうが効果がある。
一般的に、インプットのほうが重要だと思われがちですが、アウトプット多めのほうが効率的です。
精神科医であり作家でもある、超多忙な樺沢紫苑さんが著書『アウトプット大全』で、インプットとアウトプットの比率は3:7がベストであると言っています。
アウトプット方法は、以下のとおり。
- 実践してみる
- 友達や家族に話す
- SNSやブログで発信する
個人的におすすめなのは、ブログで本の感想を発信すること。自分の考えを多くの人に発信できるし、上手くいけばお小遣い稼ぎにもなり一石二鳥です。
④:集中できる場所で読む
読書を楽しむためには、集中できる環境を整える必要があります。
例えば、自宅なら観葉植物を置いたり、カフェならノイズキャンセリングイヤホンを付けたり、ちょっとしたひと工夫でより集中できる。
また、静かなほうが集中できる人もいるし、逆にうるさいほうが集中できる人もいるので、自分に合った環境を見つけましょう。
⑤:面白くなかったら読まない
自分が興味・関心のある本を選ぶのが重要で、小説やビジネス書など、ジャンルはなんでもOKです。
もし、少し読んで面白くないと感じたら、その本を読むのはやめましょう。面白くない本を無理やり読んでも、読書が嫌いになるだけだから。
僕は、なるべくハズレ本を買いたくないので、要約やレビューをしっかりチェックするようにしています。
まとめ:読書を楽しむコツを知り本の魅力に触れよう
今回は、読書が楽しい理由や楽しむ方法を紹介しました。
読書はコスパ最強の娯楽であり、1度ハマれば抜け出せなくなりますよ。
また、人生を大きく変えてくれるキッカケにもなる。ぜひ本を読んでみてください。