本記事では、Audibleで聴けるおすすめの芥川賞・直木賞受賞作品を20冊紹介します。
芥川賞と直木賞はどちらも有名な文学賞で、本を読まない人でも名前を聞いたことがあると思います。
どんな本を聴けばいいのか迷ったら、とりあえず芥川賞・直木賞受賞作品を選べば間違いなし。臨場感のある朗読で、小説の世界に没入できますよ。
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Audibleおすすめ直木賞受賞作品10選

続いて、Audibleで聴けるおすすめの直木賞受賞作品を紹介していきます。
テスカトリポカ【第165直木賞受賞】
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。
二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく。
海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。
人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。
少年と犬【第163回直木賞受賞】
傷つき、悩み、惑う人びとに寄り添っていたのは、一匹の犬だった。
2011年秋、仙台。震災で職を失った和正は、認知症の母とその母を介護する姉の生活を支えようと、犯罪まがいの仕事をしていた。
ある日和正は、コンビニで、ガリガリに痩せた野良犬を拾う。多聞という名らしいその犬は賢く、和正はすぐに魅了された。
その直後、和正はさらにギャラのいい窃盗団の運転手役の仕事を依頼され、金のために引き受けることに。
そして多聞を同行させると仕事はうまくいき、多聞は和正の「守り神」になった。
だが、多聞はいつもなぜか南の方角に顔を向けていた。多聞は何を求め、どこに行こうとしているのか
熱源【第162回直木賞受賞】
降りかかる理不尽は「文明」を名乗っていた。樺太(サハリン)で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。
開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行で妻や多くの友人たちを亡くした彼は、やがて山辺安之助と名前を変え、ふたたび樺太に戻ることを志す。
一方、ブロニスワフ・ピウスツキは、リトアニアに生まれた。
ロシアの強烈な同化政策により母語であるポーランド語を話すことも許されなかった彼は、皇帝の暗殺計画に巻き込まれ、苦役囚として樺太に送られる。
日本人にされそうになったアイヌと、ロシア人にされそうになったポーランド人。
文明を押し付けられ、それによってアイデンティティを揺るがされた経験を持つ二人が、樺太で出会い、自らが守り継ぎたいものの正体に辿り着く。
宝島【第160回直木賞受賞】
英雄を失った島に新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染みグスク、レイ、ヤマコ。
生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり、同じ夢に向かった。
ファーストラブ【第159回直木賞受賞】
夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。
環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。
そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?
流【第153回直木賞受賞】
何者でもなかった。ゆえに自由だった。1975年、台北。偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。
内戦で敗れ、追われるように台湾に渡った不死身の祖父。なぜ?誰が?無軌道に生きる17歳のわたしには、まだその意味はわからなかった。
台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。
サラバ!【第152回直木賞受賞】
僕はこの世界に左足から登場した。圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。
その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。
幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。
そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。
初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。
破門【第151回直木賞受賞】
映画製作への出資金を持ち逃げされたヤクザの桑原と建設コンサルタントの二宮は、資金回収のため、関西とマカオを奔走する。
巨額の資金をめぐる争いはやがて組同士のトラブルに発展し、桑原にも絶体絶命の危機が!
ホテルローヤル【第149回直木賞受賞】
北国の湿原を背にするラブホテル。
生活に諦念や倦怠を感じる男と女は“非日常”を求めてその扉を開く。恋人から投稿ヌード写真の撮影に誘われた女性事務員。
貧乏寺の維持のために檀家たちと肌を重ねる住職の妻。アダルト玩具会社の社員とホテル経営者の娘。ささやかな昴揚の後、彼らは安らぎと寂しさを手に、部屋を出て行く。
鍵のない夢を見る【第147回直木賞受賞】
望むことは、罪ですか?
誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行。
普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。
現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。
Audibleおすすめ芥川賞受賞作品10選

次に、Audibleで聴けるおすすめの芥川賞受賞作品を紹介していきます。
ブラックボックス【第166回芥川賞受賞】
ずっと遠くに行きたかった。今も行きたいと思っている。自分の中の怒りの暴発を、なぜ止められないのだろう。
自衛隊を辞め、いまは自転車メッセンジャーの仕事に就いているサクマは、都内を今日もひた走る。
昼間走る街並みやそこかしこにあるであろう倉庫やオフィス、夜の生活の営み、どれもこれもが明け透けに見えているようで見えない。
張りぼての向こう側に広がっているかもしれない実相に触れることはできない。
貝に続く場所にて【第165芥川賞受賞】
コロナ禍が影を落とす異国の街に、9年前の光景が重なり合う。
ドイツの学術都市に暮らす私の元に、震災で行方不明になったはずの友人が現れる。人と場所の記憶に向かい合い、静謐な祈りを込めて描く鎮魂の物語。
破局【第163回芥川賞受賞】
私を阻むものは、私自身にほかならない。
ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。
むらさきのスカートの女【第161回芥川賞受賞】
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。
コンビニ人間【第155回芥川賞受賞】
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、私を世界の正常な「部品」にしてくれる。
ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが、、、
現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。
火花【第153回芥川賞受賞】
売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。
笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。
笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。
スクラップ・アンド・ビルド【第153回芥川賞受賞】
「早う死にたか」毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。
日々の筋トレ、転職活動。肉体も生活も再構築中の青年の心は、衰えゆく生の隣で次第に変化して。
閉塞感の中に可笑しみ漂う、新しい家族小説。
道化師の蝶【第146回芥川賞受賞】
無活用ラテン語で書かれた小説「猫の下で読むに限る」で道化師と名指された実業家のエイブラムス氏。
その作者である友幸友幸は、エイブラムス氏の潤沢な資金と人員を投入した追跡をよそに転居を繰り返し、現地の言葉で書かれた原稿を残してゆく。
幾重にも織り上げられた言語をめぐる物語。
乳と卵【138回芥川賞受賞】
初潮を迎える直前で無言を通す娘と、豊胸手術を受けようと上京してきた母親、そしてその妹である「わたし」が三ノ輪のアパートで過ごす三日間の物語。
三人の登場人物の身体観と哲学的テーマが鮮やかに交錯し、魅惑を放つ。
パーク・ライフ【第127回芥川賞受賞】
昼間の公園のベンチにひとりで座っていると、あなたは何が見えますか?
スターバックスのコーヒーを片手に、春風に乱れる髪を押さえていたのは、地下鉄でぼくが話しかけてしまった女だった。なんとなく見えていた景色がせつないほどリアルに動きはじめる。
「東京湾景」の吉田修一が、日比谷公園を舞台に男と女の微妙な距離感を描く。役者をめざす妻と上京し働き始めた僕が、職場で出会った奇妙な魅力をもつ男を描く。
まとめ:Audibleすすめ芥川賞・直木賞受賞作品20冊

今回は、Audibleで聴けるおすすめの直木賞&芥川賞受賞作品を紹介しました。
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