近年、カフェや電車の中で電子書籍を読んでいる人を見かけることが多くなりました。
しかし、まだ「紙の本しか読んだことない、電子書籍のどこがいいの?」という人も多いでしょう。
そこで本記事では、電子書籍のメリット・デメリットを紹介します。この記事を読めば、電子書籍の良さがわかりますよ。
電子書籍のメリット9選

電子書籍のメリットは、以下のとおりです。
- 紙の本より安い
- 在庫切れがない
- 環境にやさしい
- 持ち運びが簡単
- 気軽に書き込める
- 無料で試し読みできる
- 周りの目を気にせず読める
- 本を管理する場所がいらない
- 読み上げ機能を使えば耳で聴ける
1つずつ見ていきましょう。
①:紙の本より安い
電子書籍は、紙の本と比べて2〜3割安く購入できます。
たとえば、Amazon(例:嫌われる勇気)で紙の本と電子書籍を比較してみます。
- 紙の本:1,650円
- 電子書籍:1,188円
このように、500円ほど安く購入できる。(※本によっては値段があまり変わらないこともあります。)
また、各電子書籍ストアでは、割引やポイント還元などのキャンペーンが頻繁に開催されていてお得に本や漫画を購入できます。
さらに、読み放題サービス(サブスク)も充実しているので、本をたくさん読みたい人にとって嬉しい環境が整っていますよ。
②:在庫切れがない
電子書籍なら在庫切れがない。
紙の本だと、人気・話題の本はすぐ在庫がなくなってしまい再入荷するまで待つ必要があります。
「どうしても欲しい、すぐに読みたい」といったとき、気になっている本が読めないのは結構なストレスですよね。
自分の好きなタイミングで本を購入できるのは便利で、読書のモチベが下がらないですよ。
③:環境にやさしい
電子書籍はデータなので、環境にやさしいです。
紙の本の場合、読み終わったら「売るか、捨てるか」の2択だと思います。もちろん、最終的には経年劣化によりゴミとして処分されます。
そこまで深く考えている人は少ないかもですが、地球環境に配慮するのは自然な流れなので、エコという観点ではベターですね。
④:持ち運びが簡単
スマホ・タブレット・電子書籍リーダーなどは持ち運びが簡単で、いつでもどこでも本を読めます。
スマホならカバンに入れてもかさばらないし、ポケットにも入るので手ぶらで外出しても読書できる。
また、移動中や休憩中などのちょっとしたスキマ時間で本を読みたい人にもおすすめです。
読みたい本がなくてもすぐに購入できるので、その日の気分に合わせて本を選べますよ。
⑤:気軽に書き込める
紙の本だと、線やメモを書き込むのに抵抗がある人も多いはず。
ですが、電子書籍なら気軽にマーカーを引いたり、メモを書き込んだりできます。
ビジネス書などを読む場合、重要なポイントに線を引いたり、感じたことをメモに残したりすることで、見返すときに役立ちますよね。
また、書き込んだ内容を消して新たに書き込むこともできるので便利ですよ。
⑥:無料で試し読みできる
電子書籍は、基本的に無料で試し読みできます。
ストアやキャンペーンによっては、1冊まるごと試し読みできる作品もあります。
書店でも立ち読みできますが、ずっと立ちっぱなしは疲れるし、わざわざ店舗まで足を運ぶ必要があります。
その点、電子書籍ならお家でゆっくりと本の内容をチェックできますよ。
⑦:周りの目を気にせず読める
電車やカフェなど外で本を読むとき、周りの目が気になって集中できない人もいるかと思います。
電子書籍なら表紙やタイトルが見えないし、パッと見で本を読んでいると思われることもない。
わざわざブックカバーを用意して付けるといった手間が必要ないので、好きな本を気兼ねなく読めます。
⑧:本を管理する場所がいらない
電子書籍の最大のメリットは、本を管理する場所に困らないことだと思います。
とくに、たくんさん本を読む人は、すぐ本棚がパンパンになって床に平積みされていき部屋のスペースを圧迫してしまうでしょう。
ですが、電子書籍ならどんなに購入しても、スマホ1台で事足ります。「本の保管場所に頭を抱える」といったことがなくなります。
また、紙の本は経年劣化するので、お気に入りの本をずっと綺麗な状態で保つのは難しいです。
⑨:読み上げ機能を使えば耳で聴ける
電子書籍には読み上げ機能がついているアプリもあり、音声で本の内容を理解できます。
読み上げ機能を使えば、目や手が空くので同時に他の作業をすることができ忙しい人でも本を読めます。
また「子供、目が不自由な人」でも、音楽・ラジオを聴くように読書を楽しめますよ。
ちなみに、本を耳で聴きたい人は、オーディオブックを利用するのがおすすめです。

電子書籍のデメリット7選

電子書籍のデメリットは、以下のとおりです。
- 中古本がない
- 目が疲れやすい
- 専用端末が高い
- 読みたい本がない
- 記憶に残りにくい
- 充電が切れると読めない
- 売ったり貸したりできない
1つずつ見ていきます。
①:中古本がない
電子書籍には中古という概念がないので、メルカリやブックオフなどで安く購入することができません。
そのため、いつも中古本を買っている人にとっては割高に感じるかもしれませんが、割引やクーポンを上手に使えば安く購入できますよ。
②:目が疲れやすい
スマホやタブレットを使って本を読むので、目が疲れやすかったり悪くなりやすかったりします。
現代人は仕事やプライベートで目を酷使しているため、慢性的に目の疲れに困っている人も多いです。
とくに、暗いところ(寝る前など)で液晶を見ていると、目の疲れがさらに蓄積されるので注意しましょう。
目の負担を減らすためには、ブルーライトカット機能がある端末や、ブルーライトカットメガネなどを使うのがおすすめ。
また、小まめに休憩したり、しっかり寝ることで目の負担を減らせますよ。
③:専用端末が高い
もともと使っているスマホやタブレットで、電子書籍を読む人には関係ない話です。
もし、電子書籍リーダーを購入する場合、1〜2万円ほどするので決して安い金額ではありません。
ただし、防水機能やブルーライトカット機能がついているなどメリットもあるので、お財布と相談して購入を検討してみてください。
④:読みたい本がない
読みたいと思った本が電子書籍化されていなく、「紙の本を買うしかない」といった状況も多々あります。
また、紙の本が先に出版され1ヶ月遅れで電子書籍が発売されるなど、タイムラグが生じることもあります。
まだまだ紙の本が主流なので、気になった本は電子書籍化されているかチェックしておきましょう。
⑤:記憶に残りにくい
紙の本は、「ページをめくったり本の匂いがしたり」といった動作があるので、読んだ気になり記憶にも残りやすいです。
一方で、電子書籍はページをめくりながら読むことができないので、「本を読んでいる」といった実感を得られず記憶にも残りにくいです。
たとえば、小説や漫画などのライトな作品は電子書籍でもいいですが、ビジネス書などしっかり読み込みたい作品は紙の本のほうが向いています。
個人的には、本が持っている独特な匂いや手触りが好きなので、紙の本で読むことが多いです。
⑥:充電が切れると読めない
当たり前ですが、スマホやタブレットなどの充電が切れると読めなくなります。
スマホで電子書籍を読む場合、バッテリーの消耗が早くなるのでモバイルバッテリーを携帯しておくと安心して読めます。
ちなみに、電子書籍を読むならスマホよりもタブレット端末がおすすめ。文字が大きく快適に読書できますよ。
⑦:売ったり貸したりできない
電子書籍は、読み終わっても売ったり、友達・家族に貸したりできません。
紙の本なら、メルカリやブックオフなどに売って、そのお金で違う本を買うこともできる。
また、端末やアカウントを簡単に貸せないので、おすすめの本を貸し借りして共有することが難しいです。
「友達や家族とシェアしたい」「とにかく1回読んだ本は売って換金したい」という人には、電子書籍は不向きです。
紙の本と電子書籍どっちがおすすめ?

ここまで電子書籍のメリット・デメリットについて紹介してきました。
実際のところ、紙の本と電子書籍にはそれぞれメリット・デメリットがあって、使い分けることで読書が今より捗りますよ。
たくさん読みたい人は電子書籍がおすすめ
「たくさん本を読みたい、あまりお金をかけたくない」という人には、電子書籍がおすすめです。
なぜなら、さまざまな本を気分に合わせて読めるし、読み放題サービスが充実しているから。
また、初回無料などお得に始められるキャンペーンや割引セールも充実していて、電子書籍を試しやすい。
小説やビジネス書だけでなく、漫画や雑誌だけの読み放題サービスもあり、自分の読書スタイルに合わせて利用できるので便利ですよ。
紙の本と電子書籍を使い分けるのがベスト
個人的には、紙の本と電子書籍を使い分けるのがベストだと思います。
それぞれのメリットを活かして、ちょっとしたスキマ時間では電子書籍を読み、家では紙の本を読むといった使い分けをしています。
とくに、漫画や雑誌などは電子書籍で読むことが多く、小説やビジネス書などは紙の本で読むことが多いです。
電子書籍を使う前は「紙の本しか読みたくない」という感じでしたが、両方使うようになってからは読書量が増えました。
気分転換にもなるので、紙の本と電子書籍を使い分けるのがおすすめです。
まとめ:電子書籍のメリットを活かして読書しよう
今回は、電子書籍のメリット・デメリットを解説しました。
紙の本と電子書籍にはそれぞれ良し悪しがあって、上手に使い分けることで読書がより捗ります。
「紙の本しか読んだことない」という人がまだまだ多いと思うので、電子書籍をぜひ体験してみてください。
1度使ってみると便利で、使い勝手もいいので電子書籍での読書にきっとハマりますよ。



