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【書評・要約】『人を操る禁断の文章術』を読んだ感想!メンタリズム文章術

【書評・要約】『人を操る禁断の文章術』を読んだ感想!

悩み

文章だけで、相手を思うままにに行動させたい!

こんな悩みに答えてくれる本です。

結論から言うと、文章はただ書くのではなく、読んだ相手の心を動かし、想像力を使ってもらうために書くのです。

と言うのも、頭の中のイメージを膨らませることで、行動を引き起こす原動力となるからです。

たとえば、「あなたの思う、世界最高の美女とは?」と聞かれたら、どんな風に答えますか?

その瞬間、人それぞれ頭の中に自分にとって、世界最高の美女を思い浮かべると思います。

それこそが文章の持つ力。読者に想像するキッカケを与えるだけで良いのです。

本記事では、『人を操る禁断の文章術』を読んだ感想、重要だと感じたポイントについて紹介します。

本書を読めば、読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導する文章術(=メンタリズム文章術)が身につきます。

『人を操る禁断の文章術』の概要

さいしょに、『人を操る禁断の文章術』の著者・DaiGoさんのプロフィールを簡単に紹介します。

慶応義塾大学理工学部物理情報工学科卒。

人の心を作ることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。

英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとしてTV番組に出演。

その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ転換、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動。

ビジネスや話術から、恋愛や子育てまで幅広いジャンルで人間心理をテーマにした著書は累計400万部。

趣味は1日10~20冊程度の読書、猫と遊ぶこと、ニコニコ動画、ジム通い。

引用:オフィシャルブログ「DiaGo」

文章の持つ凄さがわかる一例を紹介します。

アメリカの大型量販店で、ある売り場担当者が紙オムツ売り場に「ある文章」を掲示しました。すると、紙オムツよりも高価なまったく別の商品の売り上げを大幅にアップさせた。

その文章とは「今しか見れない姿、残しませんか?」というもの。それと一緒に「使い捨てカメラ」を陳列しました。

これは子育てに忙しい両親の想像を刺激して、「かわいい姿を残したい」という欲求に訴えかけることで、自然と商品が売れてしまう。

買ってください!」なんて言う必要はありません。想像力のスイッチを“カチッ”と入れるだけでOKです。

このような人を動かす文章が書けるように、本書ではたった3ステップでわかりやすく解説しています。

『人を操る禁断の文章術』ってどんな本?(要約)

人を操る禁断の文章術』は、全4章から構成されています。

  1. 文章が持つ力は∞(無限大)
  2. 「書かない」3原則で人を操る
  3. 人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
  4. あとは、5つのテクニックに従って書くだけ

重要だと思った部分について、カンタンに紹介していきます。

ステップ1:人を操る文章の3原則

読み手の心を自在に操る文章には、共通する3つの原則があります。

  1. あれこれ書かない
  2. きれいに書かない
  3. 自分で書かない

ひとつずつ詳しく紹介していきます。

原則1:あれこれ書かない

あれこれ書かない」とは、あえて短い文章で相手の想像力を利用して、行動を導くこと。

そして「伝わる文章」よりも「したくなる文章」を書くことが、ポイントです。

たとえば「お買い得だと伝えたい」場合、どのように書けば「いま買わないと損だ」と思うのか、を考えるということ。

そのためには、文章の中に込めるメッセージを1つに絞りましょう。(ワンメッセージ・ワンアウトカム

伝えたいことを1つに絞ると、読んだ人を動かしやすくなります。

原則2:きれいに書かない

きれいに書かない」とは、感情を揺さぶる文章を書くこと。と言うのも、人を動かすのは論理ではなく、感情だからです。

たとえば、ありきたりな言葉を添えてプレゼントしても、とくに印象に残ったりしません。

○○さんも使っているらいしよ」など、具体的に言ってあげるだけで印象がグッと変わりませんか?

ついつい綺麗に書こうとしがちですが、あえてくずして特定の人に刺さる文章の方が、結果的により多くの人に届けられる。

原則3:自分で書かない

自分で書かない」とは、自分の書きたいことを書くのではなく、書くべきことは「相手の心の中にある」ということです。

読み手は思っているほど、文章をしっかり読みません。だから、相手の心に寄り添って、文章を書くのが大切です。

ブログに置き換えると、ペルソナを設定することで、特定の人に向けた文章を書くことができるようになるのと同じです。

難しい場合、あなたの友人や親戚、または過去の自分に向けて書くだけでもOKです。

ステップ2:人を動かす7つのトリガー

人には、それぞれ感情を揺さぶり、行動に駆り立てる7つのトリガー(引き金)があります。

  1. 興味
  2. ホンネとタテマエ
  3. 悩み
  4. ソン・トク
  5. みんな一緒
  6. 認められたい
  7. あなただけの

状況や目的に合わせて、これら7つを上手に使い分けることで、思い通りの行動へ導ける。

ここでは、使いやすいと感じた「ホンネとタテマエ」「悩み」「みんな一緒」の3つを紹介します。

ホンネとタテマエ

ホンネとタテマエ」とは、日本人特有の「本音と建前」のこと。理想と現実の狭間で揺れ動く感情で、ギャップが大きいほど強いエネルギーに変わる。

たとえば、仕事をたくさん抱えていて残業続きの同僚がいたら、本音を推測して建前を取り払う言葉をかけるのがポイントです。

「私も以前、同じような状態になったことがあり、毎日終電続きでヘトヘトになりました。お手伝いできることがあれば、言ってください。」など。

ギャップを利用して、そこに“カチッ”とはまるような文章を書いてあげましょう。

悩み

悩みとはそのままの意味で、人の心を動かす大きなフックとなります。

悩みの9割は「HARM(ハーム)」に分類できる。

  • 「H」=Health(健康、美容)
  • 「A」=Ambition(夢、将来、キャリア)
  • 「R」=Relation(人間関係、結婚、恋人)
  • 「M」=Money(お金)

そして年齢が分かれば、ほぼ確実に悩みを当てることができます。

10代の健康の悩みの場合、「ダイエット・身長・肌荒れ」など、主に外見にまつわるものが多いです。

20代なら、仕事などのストレスによる不調や肩こり、腰痛といったトラブルが増えてきます。

このように年齢によって、人の悩みは大別できてしまいます。

みんな一緒

人は「みんな一緒」であることに安堵し、「みんなと違う」ことに不安を覚えます。

そのため「みんな使っていますよ」という文章を目にしたら、自分だけが乗り遅れていると感じ、焦って行動してしまいます。

  • 「あなたは、まだスマホじゃないんですか?」
  • 「すでに100万人の方が体験済みです。」
  • 「同期の○○さんは、もう始めていますよ」

こういったコピーを使えば、すぐに行動したくなりませんか?

人は、自分の属しているカテゴリーから外れることを回避したがります。また、自分と共通点を持つ人に、強く影響される。

ステップ3:5つのテクニックを駆使する

「人を操る文章の3原則」と「人を動かす7つのトリガー」を理解したら、あとは文書を書くだけになります。

そのときに、次の5つのテクニックを使うだけで、読み手の心をつかみ思うままに行動させることができます。

  • 書き出しはポジティブに
  • なんども繰り返す
  • 話しかけるように書く
  • 上げて、下げて、また上げる
  • 追伸をつける

ひとつずつ詳しく紹介します。

テクニック1:書き出しはポジティブに

書き出しをポジティブにするだけで、相手の心をつかみ、その先を読みたいと思わせることができます。

たとえば、「お疲れ様です。先日の会議の件ですが…」と「おはようございます!先日の会議の件ですが…」

だと、後者の方が印象が明るく、続きを読みたいと思いませんか?

これを「初頭効果」と言い、出会った7秒ほどの印象で、その人や文章のことを判断します。

テクニック2:なんども繰り返す

同じ「意味」と「感情」を、言葉を変えて繰り返すことで、文章の説得力が上がります。

ただし、途中で相手が飽きてしまうため、同じ言葉を3回以上使わないようにしてください。

テクニック3:話しかけるように書く

きれいに書かない」と似ていて、話しかけるように書くことで説得力が上がります。

なぜなら、文章よりも会話のほうが印象に残りやすいからです。

話しかけるように書くコツは、一人二役で文章を書いて、それを一人称の文章にまとめることです。

テクニック4:上げて、下げて、また上げる

文章にメリハリをつけて、感動を作るためのテクニックです。一度谷間を作ることで、より感動が高まる。

大ヒットする映画や小説のストーリー展開には、必ずと言っていいほど「上げて、下げて、また上げて」が使われています。

たとえば、ハッピーな出会いで始まり、パートナーを病魔が襲い、大切な人の死から立ち直る主人公。

組み合わせを変えることで、さまざまなパターンに使い分けることができそうですね。

テクニック5:追伸をつける

あらゆる文章の中で人が最も読み、心に残るのは追伸です。人は「まだ続きがあること」を強く記憶に残すからです。

たとえば「これから核心へ!」という場面で、次回に続く漫画やアニメなど、印象に残りやすくないですか?

これを「ツァイガルニク効果」と言う。「人は達成した課題よりも、達成されなかったことや中断されていることをよく覚えている」という記憶の仕組みです。

それを文章に応用したのが追伸です。

『人を操る禁断の文章術』を無料で読む方法

さいごに、『人を操る禁断の文章術』を無料で読む方法を紹介します。

それはAudible(オーディブル)という、Amazonが提供するオーディオブックサービスを利用する方法です。

Audible

月額1,500円で、40万冊以上のオーディオブックの中から、毎月1冊お好きなものを聴くことができます。

プロのナレーターや声優が朗読した本をアプリで聴けるため、紙の本とは違った魅力があります。

またながら聴きできるので、筋トレや通勤中などのスキマ時間に本を楽しめ、読書量が圧倒的に増えます。

Audible(オーディブル)では、30日間の無料体験+最初の1冊が無料で聴けます。

まずは無料体験に登録して、ぜひ『人を操る禁断の文章術』を聴いてみてください。

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Audible(オーディブル)については、【ガチレビュー】Audibleを使ってみた感想、気になる評判・口コミを紹介!で詳しく解説しています。

『人を操る禁断の文章術』の感想まとめ

今回は、『人を操る禁断の文章術』を読んだ感想、参考になったポイントについてまとめました。

文章をメンタリズムの観点からまとめた、メンタリストDaiGoさんの経験が詰まった、新鮮で面白い文章術の本です。

これからSNSやブログで発信していきたい人には、必読書であり、ビジネスパーソンにとっても有益です。

「3原則」「7つのトリガー」「5つのテクニック」を駆使すれば、人の心をつかみ思い通りに行動させる文章が書けるようになります。

ぜひ本書を手に取り、使えるテクニックから実践してみてください。

今回は以上です。